【初心者用】電験三種 合格への手引き
~あきらぴょんブログ~
学び

【電験三種】目標が見えない時に試してほしい7つの方法

  • 電験三種試験の勉強をしているけれど
  • なんのために合格を目指しているのか分からなくなった
  • もう勉強を止めてしまおうか

このような悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。

電験三種試験の合格を目指して勉強をはじめてみたものの、全然勉強が進まないし、何のために勉強しているのか分からなくなってしまったと言うことは良くあることです。

私は電験三種の合格を目指す者として、初心者の立場からスタートしました。3年8ヶ月と4回の受験を経て、ようやく合格を勝ち取りました。その3年8ヶ月の間、勉強方法について悩み様々な方法を実践し、たくさんの遠回りをしてきました。

私自身、電験三種試験を受験するも、何度も4科目全滅を繰り返す経験をしました。時には勉強のやる気がなくなることもありました。

この記事では、そんな私の経験をもとに、「目標を見失ったときに試してほしい7つの方法」をご説明します。電験三種試験の合格を目指しているが目標を見失ってしまった方は、この記事を最後まで読んで下さい。

1.電験三種受験を目指した理由を思い出す

電験三種試験の勉強を始めた時のことを思い出しましょう。あなたなりの思いがあって、勉強を始めたのではないでしょうか。

  • 会社の同僚や上司、後輩を見返してやりたい
  • 電気のスペシャリストになりたい
  • 一目置かれる存在になりたい
  • 家族を安心させたい
  • 新しい挑戦をしたい

動機を忘れてしまうと、目標がぼやけてしまい、モチベーションも低下します。

勉強開始当初、あなたはやる気に満ち溢れていたはずです。今は目標を見失っていますが、今一度、思い返して下さい。初心を思い出すことでモチベーションが蘇ることがあります。

勉強が行き詰まった時、最初に資格を目指した理由を紙に書き出し、毎日見返すことで初心を取り戻せることがあります。

あなたも「なぜ電験三種を目指しているのか」を紙に書いてください。それを日々確認することで、目標がはっきりし、やる気が復活します。

2.環境を見直してリフレッシュする

勉強のやる気を高めるためには、環境を整えることが効果的です。

環境が乱れているとストレスとなり集中力やモチベーションが低下します。逆に、快適で整った環境は、心を落ち着かせ、学習に没頭しやすくしてくれます。特に長期間にわたる電験三種の勉強では、環境が大きな影響を与えます。

勉強机の上を整理整頓するだけでも、視界がスッキリし、心の中に余裕が生まれます。また、同じ場所ばかりで勉強していると飽きが生じるため、時にはリビングや公園など、違う場所で学習してみるのも良いでしょう。それだけで「なんだか新鮮だな」と感じ、気分が切り替わります。

学習の効率を上げるために、環境を見直しましょう。心地よい環境であれば、自然と集中力が高まり、勉強の進捗も良くなります。

2-1.勉強場所を変えることで、新たな気持ちで取り組むことができる

人間は、同じ環境にずっといると刺激が減り、集中力もやる気も低下しやすくなります。

特に勉強の場合、慣れすぎた環境では「また同じことの繰り返しだ」と感じてしまいがちです。そんなときこそ、勉強場所を変えてみるのがおすすめです。少し環境を変えるだけで、新鮮な気持ちで取り組むことができます。

2-1-1.リビングで気分転換し勉強

リビングは広々としており、気分転換には最適です。普段とは違う空間で気持ちを切り替えることができます。家族がいる場合は、周囲に「勉強している」と伝えることで、集中時間を確保しやすくなります。

2-1-2.公園で心地よく勉強

天気が良い日は、公園で自然を感じながら勉強してみましょう。鳥のさえずりやそよ風を感じると、リフレッシュ効果も得られます。テーブル付きのベンチがある公園なら、ノートや参考書を広げやすいです。私も近くに公園があり、電験三種のテキストを持って出かけていました。

2-1-3.カフェでコーヒー片手に勉強

程よい雑音が集中力を高める効果があると言われています。お気に入りのカフェでコーヒーを片手に勉強するのもおしゃれで楽しい方法です。ただし、勉強道具を広げすぎないよう、マナーには気を付けましょう。

散らかった机や薄暗い部屋である場合、やる気が逃げていきます。逆に、新しい場所で勉強を始めると、気分がリフレッシュされ、「よし、やるぞ!」という前向きな気持ちになれます。この小さな工夫が、勉強習慣を長続きさせる要因になります。

たとえ環境を大きく変えられない場合でも、できる範囲で変化をつけるだけで効果があります。変化を恐れず、あなたに合った新しい場所を見つけてみましょう。

2-2.机の上を片づける

机の上が散らかっていると、それだけでやる気が削がれてしまいます。教科書の上に漫画、さらにはお菓子の袋が積み重なっている状況では、「勉強しよう」という意欲すら湧いてきません。思い切って掃除しましょう。翌日から集中力が倍増します。

人間の脳は、目に見える環境から大きな影響を受けます。散らかった机を見ると、無意識に「混乱」や「負担」を感じ、集中力が低下してしまうのです。一方で、きれいに片づけられた机は、脳に「準備が整っている」というシグナルを送り、自然とポジティブな気持ちになれます。

「勉強するぞ!」というモードに切り替えるために、机の整理は重要です。

2⁻3.電球を変えて快適な明るさに調整する

白色光のLED電球を選ぶと、図書館やオフィスのような雰囲気を演出できます。これだけで「お、プロっぽいぞ」という気分になり、自然と集中力が高まる可能性があります。また、少し暖色系の光を取り入れると、リラックスした状態で勉強に取り組むこともできます。シーンに合わせて切り替えられるスマート電球を活用すれば、さらに便利になります。

勉強机に小さな観葉植物を置くことで、視覚的な癒しを提供してくれます。ここでひと工夫。植物に名前をつけてみましょう。「デンケン君」なんて名前を付けると、親しみが湧いて、世話する楽しみも増えます。「デンケン君、今日は一緒に頑張ろうね!」なんて話しかけながら、勉強を楽しいものにしてみてはいかがでしょうか。

最後に、電球を交換する際は、机の位置や高さも見直してみましょう。光が直接目に入らないよう工夫すると、目の疲れも軽減できます。些細な調整かもしれませんが、これが毎日の勉強をサポートする大きな一歩になります。

部屋の明るさが暗すぎたり、光の色味が合わないと、気分が沈みがちになることがあります。特に勉強する環境では、電球の適切な明るさが集中力ややる気に大きな影響を与えます。

2-4.好きな音楽を聴く

好きな音楽を聴きながら勉強する時は、歌詞のないものがお勧めです。歌詞がある音楽は、歌詞を頭で追ってしまうので、集中できなくなり勉強の妨げになります。

好きな音楽を聴きながら勉強することで集中力が増すことがあります。

新しい場所で勉強し、リフレッシュして勉強する時間を設けてみましょう。気分を一新して取り組むことができます。

3.科目合格狙いで1科目ずつ合格を目指す

電験三種では、1科目合格すると3年間その科目の合格が有効です。試験は年に2回実施されるため、計6回のチャンスがあります。

1回で全ての科目に合格して一気に電験三種の資格を取得しようとせず、1科目ずつ合格を目指してみましょう。費用と時間はかかりますが、無理なく合格を目指すことが出来ます。

科目合格と言う小さな成功体験を積み重ねることで、最終的な合格への道筋が見えてきます。千里の道も一歩からです。少しずつ前進しましょう。

4.過去問を丸暗記する

現在の電験三種では、過去問そのままの問題が多く出題されています。電験三種に合格する方法と一つとして、1科目ずつ過去問の丸暗記をしていく方法があります。問題文と解答の数値を暗記してください。

現在、過去問からの出題が大部分を占めています。丸暗記で合格基準点である60点を目指してみましょう。

但し、実力は全くつきません。電験三種試験にどうしても合格したい場合の最終手段にした方が良いでしょう。解答の順番が入れ替わっても対応できるように、問題文と解答の中の数値を暗記してください。

この方法は実力をつけるものではなく、あくまで最終手段として取り組みましょう。この方法で合格出来れば儲けものと思って、頑張って丸暗記してください。

電験三種試験に、過去問題と解答を丸暗記して挑戦するメリットと注意点を知りたい方は、こちらの記事を読んで下さい。

【電験三種】初心者用 過去問題と解答の丸暗記で挑むメリットと注意点を徹底解説!

5.具体的な目標を設定する

電験三種の勉強を進めるうえで、具体的な目標を設定することは非常に重要です。明確なゴールがあれば、ただ漫然と勉強を続けるのではなく、「何のために取り組むのか」を意識しやすくなります。

具体的な目標を設定することによりモチベーションを維持しやすくなり、効率的に学習を進めることができるようになります。次の目標を参考に、あなたの生活スタイルやスケジュールに合わせたものを設定しましょう。

5-1.1日2時間勉強する

毎日一定時間を確保することを目標にします。例えば、朝1時間、夜1時間と時間を分けることで、無理なく学習を継続できます。最初は30分から始めても良いです。少しずつ勉強時間を増やしていきましょう。

5-2.毎日過去問を10問解く

過去問を解くことで、試験傾向をつかみ、理解度を深めることができます。「10問」という具体的な数値を設定することで、達成感を得やすくなります。問題を解いた後は解説を読んで復習することも忘れずに。特に現在の試験傾向として、過去問の問題が本試験でそのまま出題されることも多々あります。過去問対策は非常に有効です。

5⁻3.1ヶ月で理論の過去問20年分を一周する

長期的な目標を設定する場合は、科目や期間を具体的に絞り込むことがポイントです。この例では、「理論」科目を1ヶ月で集中的に復習します。

具体的で達成可能な目標を設定しましょう。勉強のモチベーションを維持することが出来るようになります。

目標達成のコツ
  1. 小さな目標から始める 「1日10時間勉強する」といった非現実的な目標ではなく、「1日30分勉強する」など、実行可能な小さな目標からスタートしましょう。達成感を積み重ねることで、自然と大きな目標に近づけます。
  2. 時間と内容を具体的にする 「勉強する」では漠然としすぎていて効果が薄いです。「朝7時から7時30分まで、電力の過去問5問を解く」といったように、具体的な内容と時間を決めましょう。
  3. 柔軟性を持たせる 無理に目標を守ろうとすると、挫折しやすくなります。たとえば、「今日は疲れているから過去問5問だけにする」といった柔軟な調整を取り入れることで、継続しやすくなります。

目標を達成するためには、モチベーションの維持も重要です。達成したときには、自分を褒めたり、小さなご褒美を用意するのも良い方法です。例えば、1週間勉強を頑張ったら、好きなスイーツを食べる、映画を見るなどの楽しみを設定しましょう。

6.あなたの成長を振り返る

勉強を始めたころのノートや、正誤を「〇 ×」でチェックした過去問題集を見返してみましょう。成長を実感できるのではないでしょうか。自信が湧きあがってくるでしょう。

  • 解けなかった問題が解けるようになった
  • 点数が少しずつ上がってきた

勉強を始めた当初は、そもそも計算問題すら解けなかったのに、今は過去問を解いて解説を読むと内容を8割程度理解出来るようになったなど、目に見えた成長が見えてくるとやる気が湧いてきます。

人は、ご自身の努力が可視化出来ないと、なかなか頑張ろうと言う気持ちにはなれないものです。私自身も、いくら勉強して電験三種試験を受験しても全然合格出来ない時は、暗闇のトンネルを走っているようでした。

私自身、今まで受験した時の点数を各科目ごとに並べてみたところ、段々と点数が上がってきていることが可視化されました。もう少し勉強すれば合格出来るのではないかと、段々考えることが出来るようになりました。

あなたの成長を振り返り、あなたの努力を可視化し成長の痕跡を確認してみましょう。

7.仲間や家族に相談する

気心の知れた勉強仲間や家族に相談してみましょう。気持ちを共有できる勉強仲間や家族に相談することで、解決の糸口が見つかることがあります。

以下の方法を実践しましょう。

  • 家族や友人に気持ちを話す
  • 勉強仲間と情報交換をする

SNSを利用するのもよいでしょう。X(旧Twitter)などで電験三種試験を目指して勉強中であることを宣言し、そこで出来た仲間と交流を持って相談するのもよいでしょう。

但し、SNSでは心無い言葉を発する人もいるので、要注意です。必要であれば、鍵アカウントを利用するなどしてあなた自身を守りましょう。外部の人達からはあなたの呟いた内容を読むことが出来なくなります。

相談することにより、突破口が見いだせることがあります。自分自身では気づかなかったことを、第三者目線で気づいてもらえる可能性があります。

8.まとめ

今回説明した7つの方法を試すことで、勉強へのモチベーションを再び取り戻せる可能性があります。やらなければ効果はないので、是非実践しましょう。

  1. 初心を思い出す
  2. 環境をリフレッシュする
  3. 科目合格を狙う
  4. 過去問を丸暗記する
  5. 具体的な目標を設定する
  6. 成長を振り返る
  7. 仲間や家族に相談する

電験三種試験の合格を目指し勉強をはじめたが目標が見えなくなってしまった時、今回説明した7つの方法を実践してください。電験三種試験合格の手助けになることが出来たら嬉しく思います。

私の合格体験記です。どのようにして電験三種試験に合格したのか知りたい方は、こちらの記事を読んで下さい。

【電験三種】合格体験記で学ぶ!電気の勉強が初心者でも合格できる!