【初心者用】電験三種 合格への手引き
~あきらぴょんブログ~
学び

電験三種合格後、ビルメンでは一目置かれる!?周囲の態度と変化を徹底解説!

  • 電験三種試験は、合格するのは難しいって聞くけれど
  • 合格後の状態も知りたい
  • 実際のところ、ビルメンなら一目置かれたりするの?

電験三種の勉強を開始してみたが、合格後の状況も知っておきたいと思うことは自然なことです。合格後の状況を知ることにより、モチベーションアップにつながる可能性もあります。

私は電験三種の合格を目指す者として、初心者の立場からスタートしました。3年8ヶ月と4回の受験を経て、ようやく合格を勝ち取りました。

この記事では、そんな私が電験三種取得後に職場でどのような変化があったのかをご説明します。電験三種合格後、ビルメン現場で一目置かれるような存在になったのか、周囲の態度は変化したのかなど知りたい方は、この記事を最後まで読んで下さい。

1.取得直後の段階では一目置かれることはない

電験三種を取得しただけでは、周囲の態度が劇的に変わることは少なく、一目置かれるようになるには時間がかかります。

多くの職場では、資格の有無よりも日々の業務への取り組み方や成果が重視されます。資格を取得したこと自体は評価の対象になることもありますが、それだけでは周囲の信頼や尊敬を勝ち取ることは難しいのが現実です。

同僚や上司の評価は、日々の業務を通じて形成されるものだからです。そのため、資格を取得したからといって突然一目置かれることはありません。

私自身も電験三種を取得した際、特に周囲の態度が変わることはありませんでした。同じ現場で働く同僚たちも、「資格を持っているからすごい」といった反応を示すことはなく、通常の業務が続くだけでした。資格を取得したことを知っている同僚からも、特別な感じを受けることはほとんどありませんでした。

ただし、選任された後や、新たな業務に挑戦し成果を上げた際には、少しずつ評価が変わる可能性はあります。例えば、設備の点検時に資格取得時に勉強して得た専門知識を提供したり、電気系統のトラブルに対応したりすることが出来れば、信頼を得ることができるでしょう。このように資格を活かして実績を積むことが重要です。

資格取得直後は周囲の態度に大きな変化はありません。資格を活かし現場で実績を積むことにより、徐々に評価が高まり一目置かれる存在になっていくでしょう。

2.電気について質問されることがある

電験三種を取得すると、職場で電気に関する質問を受けることがあります。現場の知識を兼ね備えている人であれば教えてあげれば良いですが、現場の知識が不足していると答えられない場面も出てきます。

電験三種は理論的な知識を問う試験であり、実務経験や現場の具体的な状況に直接結びつくものではありません。そのため、試験合格者でも現場の問題に対応できないことがあります。最初は資格取得者として期待を受けますが、答えられない場面が続くと、次第に質問されなくなることもあります。

資格を活かすには、試験で学んだ知識を現場の実務と関連付けて理解し、実際の作業に役立てる努力が必要です。このプロセスを経ることにより質問に的確に答えられるようになり、周囲からの信頼も高まります。

電験三種試験に合格しても、現場での知識や対応能力は別の話です。何回か聞かれて答えられないと、そのうち聞かれなくなります。一方で、試験で学んだ知識を応用し、現場での実務に役立つ情報を提供できた際には、「やっぱり資格を持っていると違う」と評価されます。

電験三種取得後の重点事項
  • 現場での経験を積む:設備や配線の実務に触れることで、試験知識を実務に応用する力を養う。
  • 継続的な学習:試験範囲外の知識や、実務で役立つ専門的なスキルを学び続ける。
  • 周囲とのコミュニケーションを大切にする:質問に対して誠実に対応し、わからない場合も学ぶ姿勢を示すことで信頼を築く。

電験三種を取得すると、最初は電気に関する質問を受けることがあります。現場での知識と試験で得た知識を結びつける努力をすることで、信頼される存在になることができます。

3.電験三種の資格取得後は、特に謙虚になることを心がける

資格を取得した後こそ、職場では謙虚な態度を持つことが重要です。プライドを持ちすぎると、職場での人間関係に悪影響を及ぼすことがあります。

職場で何かあった時に、「資格持ってないくせに…」って思ったり、言い返したりしたという話をSNSで目にすることがあります(思うだけなら良いですが…)。

例え正論だったとしても、止めた方がいいと思います。相手が抱く気持ちは、自分に向けられる敵意です。そのような態度は職場の人間関係を悪化させ、場合によっては孤立する原因になります。

プライドを持つのは勉強する時には大切かもしれませんが、極力相手が不快に感じることは止めましょう。電験三種を持っていることがマイナスになりかねません。

「あいつ、なんかむかつく。鼻につく。」なんて思われたら、元も子もありません。例え相手が悪くても、大人の対応をしましょう。

資格取得は誇らしい成果ではありますが、それを他者に押し付けたり、見下したりする態度を取ることは逆効果です。謙虚な姿勢を保つことで、他者との協力関係を築きやすくなり、職場環境をより良いものにできます。

私自身はどのような態度かと言いますと、資格のことは聞かれなければ一切話しません。聞かれたら答えます。

私のことを、「机上の人なんでしょ」と直接言ってくる人もいました。でも特に言い返したりはしません。私の場合は、腹が立つこともありません。

大抵、そう言ってくる人は、ビルメン4点セット(電工二種、危険物乙四、ボイラー二級、冷凍三種)も含めて無資格者だったりします。しかし敢えて相手の弱点を突くようなことはしません。

一緒に仕事をする同僚や上司・後輩とは、なるべく争わない方が仕事もしやすくなると考えています(そもそも、頭にくることはないですが…)。

たまに資格がらみの話をされることもあります。電験三種以外の資格のことも多いですが、「私でも目指せますか」と言った質問をされることがあります。「頑張れば何とかなります」と答えています。

資格取得後に心がけるポイント
  • 謙虚さを保つ:聞かれたときのみ丁寧に答える。
  • 他者を尊重する:相手の立場や状況を理解し、攻撃的な態度を取らない。
  • 前向きな態度を示す:資格取得の経験を他者に伝える際には、相手が挑戦したくなるような励ましの言葉を使う。

電験三種取得後は、資格のことについて聞かれたら謙虚な姿勢で対応し、相手を尊重し聞かれたことに関しては相手が不快にならない言葉を選んで答えましょう。職場での信頼を築き、円滑な人間関係を保つにあたって大切なこととなります。

4.高圧的な人は、資格取得しても高圧的な態度を取ってくる

電験三種を取得しても、職場には高圧的な態度を取る人が一定数存在します。そうした人々の態度が変わることはほとんどありません。

私が電験三種の資格取得を目指した時、目指す理由はいくつかありました。そのうちの一つに、周りを見返してやりたいという理由がありました。

ビルメン業界に転職して最初の現場は、激務現場で人間関係も劣悪でした。はじめてのビルメン業界で、私は先輩に「何かやることはありますか。」と聞くと、「どうせ出来ないでしょ?」と言われ除け者にされていました。

午前中は設備の巡回に行き、午後はビルメン初心者の私でもできるフィルターの清掃をひたすらやっていました(前職は土地家屋調査士法人の補助者の仕事で激務でしたので、「ビルメンは巡回とフィルター清掃で給料もらえるなんてラッキー!」と思い仕事していました)。

その時に電験三種の存在を知りました。その現場では、私のビルメン会社では電験三種を取得している人はいませんでした。

ビルメンに必要な資格で電験三種試験と言う資格があり、難易度が高いことを知り、「この資格を取得すれば周囲の評価は変わるのではないか」と考えました。これが電験三種を目指した理由の一つでした。

電験三種を取得して分かったことは、電験三種を持っていようといまいと、高圧的な人は変わらず高圧的であるという事実です。資格の有無は、彼らの態度に影響を与えません。高圧的な態度を取る人は、そういう性質の人間なんです。

高圧的な態度は、彼ら自身の性格や職場の文化によるものであり、資格を取得したところでその本質は変わらないのです。

私はいくつかの業界を転職していますが、ビルメン業界は割とそういう人が多い印象にあります。特にビルメン業界は他の業界に比べて採用のハードルが低いため、多様な人材が集まる傾向があります。

会社のカラーももちろんあります。ですが、私はビルメン会社もいくつか転職していますが、ビルメンは高圧的な人が多い印象です。

業界を変えれば、がらりと雰囲気が変わるでしょう。業界には業界のカラーがあります。会社にも会社のカラーがあります。

高圧的な人が多いのは、ビルメン業界のカラーなのだと考えています。(高圧的なのは違法だから、カラーで済ませてはいけないと言う話は別として)

高圧的な人は、電験三種持ちだろうがなんだろうが、高圧的な態度を取ってきます。

資格を取得することは自己成長やキャリアの向上には役立ちますが、高圧的な人の態度を変えることはできません。むしろ、そうした態度は個人や職場環境に由来するものであり、資格で解決できるものではないというのが現実です。

5.まとめ

電験三種を取得しても、すぐに周囲から一目置かれることは少ないです。資格を実務に活かすことで、評価は徐々に高まっていきます。

電験三種は、現場で役立つ知識を深めるための一つの手段ですが、資格を取っただけでは周囲の態度が変わるわけではありません。周囲の信頼や評価は、日々の業務での姿勢や成果によって形作られるからです。資格を生かすためには現場で学んだ知識を活用し、実績を積み重ねていく必要があります。

実際、資格取得後に電気に関する質問を受けることがありますが、最初は答えられないことも多いです。

職場での信頼を築く方法
  • 現場での経験を積み重ねる
  • 知識を実務に活かす
  • 継続的な学習により、知識を現場で活かす努力をする
  • 謙虚な姿勢を保つ
  • 周囲との円滑なコミュニケーションを大切にする

電験三種を取得しただけではすぐに周囲の評価は変わりませんが、資格を現場で活かして実績を上げることで、徐々に信頼が高まります。大切なのは謙虚で前向きに取り組み続ける姿勢です。その結果として職場での評価が自然と上がり、一目置かれる存在となるでしょう。

電験三種の資格取得後に期待できる会社での評価や待遇、メリットについて知りたい方はこちらの記事を読んで下さい。

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