- 電験三種試験を受験したんだけど
- 自己採点してみたけれど多分受かってない
- たくさん勉強したのにショックが大きすぎる
- やる気なくなりそうなんだけどどうしたらいいの?
電験三種の試験後に落ち込むことは、試験の厳しさと多くの努力が必要なことを考えると、よくあることです。自分が思った通りにできなかったり、予想外の問題に直面したりすると、がっかりするのは自然な感情です。
しかし今まで勉強してきた蓄積があり、ここで諦めてしまうのは非常に勿体ないです。
目には見えないですが、勉強してきたことはあなたの力となっています。
私は電験三種の合格を目指す者として、初心者の立場からスタートしました。3年8ヶ月と4回の受験を経て、合格を勝ち取りました。しかしその3年8ヶ月の間、勉強方法について悩み様々な方法を実践し、たくさんの遠回りをしてきました。
この記事を読むと、試験後の落ち込みに対する悩みが解決し、電験三種の再挑戦に向けた姿勢について学ぶことが出来ます。
電験三種の試験後に落ち込んでいるあなた、是非最後まで記事を読んで下さい。
1.試験後に感じる落ち込みは自然なこと

試験後の落ち込みは自然なことです。特に電験三種のような難関資格試験では、合格のハードルが高く、一度で成功するのは簡単ではありません。
実際、多くの受験者が何年も挑戦を続け、ようやく合格を手にしています。
試験の結果が思わしくなかったとしても、それはあなたの努力が無駄だったということではありません。
むしろ、この経験が次の挑戦に向けての貴重な財産となるのです。
電験三種にどうしても合格したいが自己管理が難しい方は、こちらの記事をお読みください。⇒ 「独学と通信講座の比較、通信講座のメリットとデメリット」

2.試験後の気持ちを整える方法
試験が終わり、結果が出るまでの間、そして結果が出た後には、様々な感情が押し寄せてきます。
特に、合格できなかった場合の落ち込みは大きいものです。
適当に勉強してきた人は落ち込んだりしません。電験三種試験に向けて真剣に取り組んできたからこその落ち込みです。
この感情を否定するのではなく、正面から向き合うことが大切です。
2-1.感情を受け入れる
落ち込んだと感じたとき、それを否定せずに受け入れることが第一歩です。
「自分は今、落ち込んでいる」という事実を認め、感情を抑え込むのではなく、しっかりと受け止めることが重要です。
現状を認識することにより、バネにして次の試験につなげていきます。
2-2.あなたの行動や考え方を振り返る時間を持つ
自分の感情に向き合った後は、何が自分をここまで落ち込ませたのか、どこに改善の余地があったのかを冷静に振り返る時間を持ちましょう。
次の電験三種試験の合格に向けた具体的な行動計画を立てます。
2-3.休息を取る

試験の疲労から回復するために、まずは体を休めることが大切です。
試験前の緊張やストレスから解放され、リラックスする時間を設けましょう。
2-4.自己評価を冷静に行う
試験後は、自分がどこでミスをしたか、どの部分がうまくいったかを冷静に振り返ることが重要です。落ち着いた頃、再度答案用紙を確認しましょう。
過度に自分を責めることは避けて下さい。
自分の努力を認め、次に向けて前向きな計画を立てることが大切です。
2-5.気持ちの整理をする
感情を整理するために、友人や家族に話を聞いてもらうことは効果的です。
気持ちを言語化することで、自分自身の感情を整理しやすくなります。
X(旧Twitter)で気持ちを呟くのも良いですが、アンチコメントをする方も一定数いますので、特に気持ちが落ちている時は注意が必要です。
3.次の試験日までの過ごし方

次回の電験三種試験まで、半年と言う期間をどう過ごすかが、次の試験での成功に大きく影響します。
この期間をどう活用するか、再挑戦に向けての方法をお教えします。
電験三種試験合格までどのテキストを使用し、どの順番で勉強していけばよいのか知りたい方はこちらの記事をお読みください。
3-1.学習計画の見直しと改善
①自己分析
試験結果を元に、どの分野でつまずいたのかを分析します。
電験三種試験の筆記方式では問題を持ち帰ることが出来ますので、どの問題でどのような理由で点数を落としたのか研究しましょう。
※CBT方式は、試験会場に設置されたパソコンで実施する方式ですので、問題を持ち帰ることは出来ません。
苦手分野の対策が不十分だったのか、問題を解く時の計算方法に問題があったのか、計算ミスをしてしまったのか等を見極めます。
②新しい学習計画の立案
分析結果をもとに、学習計画を見直します。
過去の問題集や参考書を再度確認し、苦手な分野に重点を置くことで、より効果的な学習が可能になります。
3-2.モチベーションの維持と向上
①短期的な目標設定
半年間の期間をどう過ごすかを考えたとき、短期的な目標を設定することが効果的です。
月ごとに達成すべき学習の目標を立て、それを達成することで自信をつけていく方法があります。
②成功体験の積み重ね
小さな成功体験を積むことで、モチベーションを維持することができます。
模擬試験や練習問題で良い結果を出すことで、自信を深めていきましょう。

4.再挑戦に向けた前向きな姿勢の重要性
試験後の落ち込みを乗り越えるためには、前向きな姿勢が欠かせません。
再挑戦に向けての気持ちを前向きに保つために、意識すべき重要なポイントを解説します。
4-1.自分を信じる
試験に落ちたからといって、自分の能力や価値を疑う必要はありません。
試験の失敗は一つの経験であり、それを次に生かすことで成功に繋がります。
4-2.長期的な視点を持つ
半年という長い期間をどう過ごすかが成功のカギです。
短期的な計画も大切ですが、長期的な目標に向けた計画を立て、その実行に努めましょう。
4-3ポジティブな目標設定
合格後のご自身を具体的にイメージし、その目標に向けて努力することで、モチベーションを維持することができます。
合格後の生活やキャリアの展望を思い描き、それに向けての具体的なプランを立ててみましょう。
- 給料が上がる
- 資格手当がもらえる
- 周りの人たちから一目置かれる
- 選任の電気主任技術者になる
- 電気管理技術者を目指せる など
5.まとめ
電験三種の試験後に感じる落胆や失望感は、決して珍しいものではありません。
その感情を乗り越え、半年という長い期間をどう過ごすかが、次回の試験での成功に繋がります。
- 冷静に自己評価を行う。
- 具体的な学習計画を立てる。
- モチベーションを維持し続ける。
- 再挑戦に向けた準備を整える。
試験後の失敗をバネにし、前向きに努力を続けることで、必ずや目標に到達できるはずです。
次回の電験三種試験の合格を心より願っています。

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