【初心者用】電験三種 合格への手引き
~あきらぴょんブログ~
学び

【電験三種】電験三種を取得すると、ビルメン現場での立ち位置はどうなる?

  • ビルメンで設備員の仕事をしているんだけど
  • 電験三種の資格を取得すると
  • 会社での立ち位置はどうなるんだろう

電験三種の合格を目指している方で、ビルメンで設備員の仕事をしている方も多いと思います。電験三種の資格取得を目指しているビルメン設備員が、資格を取得すると立場はどうなるのか知りたいと考えるのは自然なことです。

私は、実際にビルメンで設備員の仕事をしていて電験三種の資格を取得しました。

この記事を読むと、ビルメン設備員が電験三種の資格を取得すると、ビルメンの現場でどのような立ち位置になるのかが分かります。

ビルメン設備員が電験三種の資格を取得するとどのような立場になるのか知りたい方は、この記事を最後まで読んで下さい。

1.周囲からの評価は変わらない

電験三種の資格習得後も、現場での周囲からの評価は変わりません。

私自身はそのように感じました。本社に免状取得を報告しても、ビルメン現場での周囲の反応は変わりませんでした。

当然ですが、免状を持ったらいきなり仕事が出来るようになる訳でもないので、周囲からの目も変わりませんでした。

ビルメン業務では資格取得は勿論大切ですが、現場での実務経験や日々の業務が重要です。現場の状況としては、資格を持っているだけでは周囲の態度に大きな変化はありません。

もしかしたら、転職したら、周囲の評価は今と変わるかもしれません。

私自身、電験三種の資格を取得してから転職していませんので、転職した際、周りから実際どのように評価が変わるのかは不明です。

ただし、転職や新たなポジションを狙う場合、資格が強みとなるでしょう。

2.電気担当の仕事も特にはない

電験三種を取得しても、あなたから動かない限り電気に関する仕事が増えることはほとんどありません。

私自身、電験三種を取得しても、特に電気に関する仕事が増えたことはありませんでした。

ご自身から動かなければ、特に電気に関する仕事をする立場になると言った話はありません。会社で電気主任技術者が必要な新規現場を獲得したり、定年間近な電気主任技術者が居る場合などを除き、新たな役割は特に割り振られないことも多いでしょう。

業務の分担や現場の状況によっては、資格を取得してもすぐに仕事が変わるわけではありません。一方で、電気主任技術者が不足している会社であれば、資格取得後にすぐ選任の話が来る可能性があります。

私自身、電験三種を取得してからも特に業務内容は変わりませんでした。ただし、積極的に「電気の仕事を経験したい」とアピールすれば、電気に関連する業務に関わるチャンスが得られることもあります。例えば、現場の所長や本社に相談してみると、新しい役割が与えられる可能性が高まります。

自ら積極的に「電気の経験を積みたい」とアピールしない限り、現状の業務内容はほとんど変わらないと感じました。

資格を活かしたい場合、自分から積極的に動くことが重要です。あなた自身の行動次第で、電気に関する仕事の幅を広げられるでしょう。

3.自らアピールしないと何も変わらない

資格を活かすには、自分からアクションを起こすことが重要です。

現場や会社では、特に何も言わなければ通常の業務が続くだけです。しかし、希望を伝えることで、より専門的な電気の仕事に携わるチャンスが得られるかもしれません。

「せっかくだから電気に関わる仕事がしたい」と思っているのであれば、現場の所長や本社の人に相談してみましょう。

「電気の業務に興味がある」と所長や本社に相談することで、電気設備の保守点検などの仕事が回ってくる場合があります。

また、他現場での法定の停電検査時の応援要請があった時は、積極的に参加してみるのも良いでしょう。

資格を活かすも活かさないもあなた次第です。ご自身から動くことで、これまで以上に充実したキャリアを築くことが出来るでしょう。

4.資格手当がもらえる立場になる

電験三種を取得すると、会社によっては資格手当がつき、毎月の給料が増える可能性があります。これが資格を取る大きなメリットの一つです。

電験三種のような難関資格を取得することで、会社にとっての価値が高まり、必要があれば電気主任技術者として選任できる可能性があるため、その成果が手当に繋がることがあります。特にビルメン業界では、電験三種の資格保有者は貴重な存在であり、手当を設定しているケースが多いです。

私が所属している会社でも、電験三種の免状を取得して報告・申請すると、毎月一定額の資格手当がつく仕組みになっています。この手当のおかげで、趣味の旅行に使えるお金が増えて、小さな幸せを感じられるようになりました。資格取得後、「勉強して良かった!」と思えました。

資格手当は、努力の証であり、収入アップという形で実感できる魅力的な制度です。電験三種の資格取得を目指す理由として、こうした「頑張りが報われる」メリット考えてみてください。

資格を取得したことによって、給料に反映されるのは、頑張って勉強した甲斐がありますし、メリットでもあります。

5.選任されたい場合、会社に申し出てみよう

電気主任技術者として選任されたい場合、会社に申し出てみましょう。

電験三種の取得者は会社にとって貴重な人材であり、将来的に重要なポジションを任される可能性があるため、希望を聞き入れてもらえる場合があります。将来、選任の電気主任技術者になる前提での現場移動など考慮して頂ける可能性があります。

電験三種の免状取得後にやりたいことが明確であることは、素晴らしいことです。

あなたの夢や目標に向かって前進して下さい。

6.電気の経験が積みたい場合、転勤できる可能性あり

電気の経験が積みたい場合、電気の経験が積める他の現場に移動させて欲しい旨を本社に伝えると、希望が叶う可能性があります。

本社側としては、将来電気主任をやってもらえる可能性のある人の希望を叶えてあげないと、転職されてしまうと考えるかもしれません。電験所有者は会社にとって重要な人材です。所有しているだけでも会社として自社の有資格者の人数に入れることが出来ます。

新たに電験所有者を求人募集して雇うのは、会社としては費用と労力がかかります。代えが効きにくい人は、会社として居て欲しい人材です。

「電気の経験を積みたい」と伝えることで、電気主任技術者を目指せる現場に異動できる場合があります。

ある程度の希望は通る可能性がありますので、本社に相談してみましょう。

7.電気の仕事をしたい場合、転職も視野にいれよう

ビルメンでは、電気以外にも様々な仕事があります。

ビルメン設備員にとって、電気はもちろん大切な仕事の一つです。

しかし、電気は重要な仕事の一部であり、他にも色々な仕事をこなしていく必要があります。電気担当としての仕事をしたいのであれば、転職も視野にいれましょう。

例えば、工場の施設課に転職し電気担当になるのも、電験三種の資格を活かすことが出来る道の一つです。

電験三種を活かした仕事をしたい場合、転職も視野に入れましょう。

ビルメンの仕事は多岐にわたり、電気以外の業務も多く含まれます。そのため、電気の仕事だけを希望しても現場によっては期待通りの役割を得られない場合もあります。

8.電気の仕事など何もしたくない場合、特に何も語らない方がよい

電気の仕事に関わる意思がない場合、資格取得を会社に報告して手当をもらうだけにとどめ、それ以上のアピールは控えるのが賢明です。

電気の仕事は責任が重く、非常に危険で命に直結する場合もあります。

電験三種の資格を取得したけれど、選任されるとか絶対嫌だとお考えの方もいらっしゃるでしょう。

電験三種の資格を取得しても会社に申し出ない人もいると聞きます。(私自身、取得しているけれど会社に申し出ない方に出会ったことはありませんが・・・)

それだと、電験三種を取得した意味がないのではと思いますが、そのような人もいるのだそうです。

資格取得を会社に報告し、毎月の資格手当は付けてもらい、あとはおとなしくしているという手もあります。資格手当が得られるため、資格の価値を活かす最低限のメリットは確保できます。そして、もし選任の話が来ても無理に引き受ける必要はなく、断ってしまえばよいのです。

あまりにも電気主任技術者が足りてない会社であれば注意が必要ですが、そうでない場合はそこまでしつこく、選任の電気主任になって欲しいと会社から言われることもないでしょう。

会社として有資格者の人数が増えれば、会社のアピールになります。有資格者が増えるだけでも、会社としてもメリットがあるでしょう。

ですので、私は電験三種の資格取得後、すぐに会社に報告はしました。

電気の仕事を望まない場合は、資格取得を報告しつつも静かに構えることで、資格を活かしつつ負担を増やさない働き方が可能です。

9.ごくまれに人から嫉妬される可能性あり

電験三種を取得したことで、一部の人から嫉妬される可能性があるため、そのような人には適切な距離を保つことが重要です。

電験三種の資格を取得するとごくまれに妬んでくる人がいます。

資格取得は努力の結果であるものの、周囲にはそれを快く思わない人もいる場合があります。特に、自分との差を感じた人が嫉妬や批判をしてくることがあります。これらの行動は自己肯定感の低さや自己中心的な性格から来る場合が多いです。

嫉妬したり叩いたりする人はリアルだけではなくSNSでも見かけます。SNSなどで資格取得者が妬みを受ける場面を見ることがあります。

働いているとまれに、人の足を引っ張ることでしか自身を保つことが出来ない人もいます。自分との差を感じてしまうと、そのような行動をとる人もいます。

足を引っ張る人は、自己中心的な人に多く見受けられます。

一見するといい人に見える方が足を引っ張ってくる可能性もあります。また、職場でも一見良好な関係に見える人が陰で批判的な態度を取る場合もあるため、注意が必要です。

私も、「実際に妬みを経験」しました。

気を付けようがないのですが、頭の片隅に入れておいてください。

万が一そのような状況になった場合は、冷静に対応しつつ、自分の目標に集中する姿勢を貫きましょう。

10.まとめ

電験三種を取得していると、ビルメン現場での立ち位置は「自分の行動次第で変えられる」ものです。

資格自体が評価される場面もありますが、それを活かして自ら動くことで、キャリアの可能性を広げることができます。

電験三種の資格は、会社にとっても価値のあるものですが、現場での役割や評価が自動的に変わるわけではありません。資格を持っているだけでは、周囲からの扱いや仕事内容は変わらない場合も多いです。

自らやりたいことをアピールする
  • 「電気の仕事をしたい」
  • 「新しい現場で経験を積みたい」

あなたから本社へアピールすれば、転勤や新たな業務に繋がる可能性があります。また、資格手当が支給されるなど、経済的なメリットは明確です。

資格を取得しても現場での状況が変わらない場合

  • 所長や本社に相談することで、自分の希望する仕事に就くチャンスを得られる可能性あり
  • 転職を視野に入れることで、資格を活かしてより専門的なポジションに進む道も選べる

電気に関わる仕事を避けたい場合

  • 資格手当だけを受け取り現状を維持する選択も可能

あなたの立ち位置を変えるには、自ら行動し可能性を広げることが重要です。

ビルメン現場での立ち位置は、電験三種の取得だけで決まるものではなく、ご自身がその資格をどう活かすかで大きく変わります。現状維持を選ぶのも、キャリアを広げるのもあなた次第です。

この資格を武器に、自分の理想の働き方やキャリアを実現していきましょう。