- 電験三種の勉強をはじめてみたものの電験三種の勉強が辛い…
- 頑張ってみたけど、もう続ける気力が残っていない…
- 本当に合格できるんだろうか…
そんな悩みを抱えてこの記事にたどり着いたあなたは、今、電験三種の勉強の中で最も苦しい時期にいる可能性があります。
- 勉強を始めたころはやる気に満ちていたのに、気づけば毎日の勉強がただの「作業」になっていて、疲労だけが溜まっていく。
- 合格が見えない不安と焦り、モチベーションの低下……。
実は私も、初心者の状態から電験三種に挑戦し、3年8ヶ月、4回の受験を経てようやく合格を勝ち取りました。その間には、何度も「勉強がキツイ」と挫けそうになったことがあります。しかし、諦めずにコツコツと積み重ね、実践的な工夫を取り入れていくことで、最終的に合格という結果を手に入れることができました。
多くの受験生が、電験三種の合格を目指してみたものの、勉強のゴールが見えず疲労も溜まり、挫折してしまいそうになる経験をしています。
- なぜ電験三種の勉強が辛くなるのか
- 挫折しそうになった時、どう立ち直ったのか
- 勉強を継続するための工夫と習慣づくり
- モチベーションを保つコツ
- 気分転換の方法と考え方の切り替え方
この記事では私の体験をもとに、「勉強を辞めたい」という気持ちに寄り添いながら、また前を向ける方法をお教えします。
電験三種の勉強がつらく、止めてしまいたいとお考えのあなた、この記事を最後まで読んで下さい。
「やっぱり、もう少しだけ頑張ってみようかな。」そう思えるようになる、きっかけの記事になれたら嬉しいです。
1.勉強時間と勉強量の蓄積が重要 (お金の貯金と同じ)

電験三種の合格を目指す上で最も大切なのは、「勉強時間」と「勉強量」を日々コツコツと積み上げることです。この2つの蓄積こそが、後から確実に実力として返ってきます。
合格する人と途中で挫折する人の違いは、才能ではなく、日々の継続力=“蓄積力”です。
1-1.勉強の蓄積が重要な理由
電験三種は、簡単に一夜漬けで合格できる試験ではありません。出題範囲は広く、理論・電力・機械・法規という4科目それぞれに深い理解が求められます。
特に初学者の場合、専門用語や公式に慣れるまで時間がかかるため、短期間での詰め込み型学習では太刀打ちできないのが現実です。
- 毎日1時間なり2時間なり勉強時間を決めてコツコツ勉強することにより、徐々に実力は上がっていきます。
- さらに、時間をかけることと同じぐらい大切なことは、勉強量です。今日は何問解けたなど、解いた問題の数を数えることも有効な対策の一つになります。
「勉強時間」×「勉強量」の積み重ねは、まさにお金の貯金と同じ感覚です。1日10円ずつでも貯金すれば、1年後には36,500円になります。勉強も同じで、毎日少しずつ積み重ねれば、やがて“合格”という形で大きなリターンが得られるのです。
1-2.勉強を蓄積することで合格可能
電験三種合格への最短ルートは、「一気にやること」ではなく「地道に積み上げること」です。1日1日が合格への一歩であり、その日積んだ努力は、決して裏切りません。勉強時間と勉強量の“貯金”は、必ず将来のあなたを助けてくれる最大の武器になります。
あなたが今積み重ねている努力は、目には見えなくても、確実に合格への力として形になっています。迷った時、挫けそうな時こそ、この「蓄積の法則」を思い出してください。
1-3.電験三種は“継続する力”で合格できる資格
- 電験三種は一発逆転の試験ではなく、「日々の努力の積み重ね」が合格へのカギ
- お金の貯金と同じで、勉強時間・問題量の蓄積が力になる
- 合格する人は“才能”より“継続力”がある人
2.電験三種の勉強が辛くなる原因は「蓄積が見えない」から | モチベーションを保つ方法は勉強量を可視化する

電験三種の勉強が嫌になる最大の理由の一つは、「努力の蓄積が目に見えない」ことです。自分の勉強が本当に意味のあるものなのか、成果につながっているのかが実感できないと、モチベーションはどんどん下がっていきます。だからこそ、勉強の“見える化”が必要不可欠です。
合格レベルの実力を100%とした場合、あなたの現在の実力が80%である可能性もあります。勉強を止めてしまっては非常に勿体ないです。
2-1.努力の蓄積を「見える化」する
私自身、電験三種に合格するまでに3年8ヶ月、4回の受験を経験しました。がむしゃらに勉強していましたが、途中で「努力の蓄積を見える化」する方法を取り入れたことで、勉強が継続しやすくなりました。
1.解いた問題には、以下のように「理解度のマーク」を記入
〇:理解して正解
△:正解したけれど理解が曖昧
×:不正解、または理解できていない
2.問題を解いた日付を記入して復習の記録をつける
例)【6/1 ×】→【6/10 △】→【6/20 〇】というように進化が見えると、「確かに力がついている!」という実感が湧きます。
3.勉強した参考書には項目ごとに日付を書くことにより、「今、何周目のどの辺りまで進んでいるのか」を把握出来ます。
「努力を蓄積を可視化する」ことで、自分の成長が見え、モチベーション維持にもつながるのです。しっかりと管理された状態で勉強を進めたいのであれば、通信講座を利用するのも手段の一つです。
独学と通信講座の違いについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んで下さい。
特に独学の場合、勉強の蓄積が目に見えづらいです。勉強の蓄積を可視化することにより、勉強した足跡を残すことが出来るので、是非、問題を解いた際は問題集に日付と〇、△、×を記入しましょう。
2-2.挫折する理由
電験三種の試験は、理論・電力・機械・法規という4科目で構成され、出題範囲も広く、合格までに一般的に1,000時間以上の勉強時間が必要とされています。その勉強量を日々こなしていく中で、すぐに結果が出るわけではありません。
学校のテストのように、1週間の勉強で点数に表れません。
- 自分は本当に前に進んでいるのだろうか?
- このまま続けても合格できるのか?
結果が目に見えないので、不安に襲われやすいのです。
不安が蓄積されると、次第にやる気がなくなり、ついには「もうやめたい」という気持ちになってしまいます。これが電験三種の勉強を途中で挫折する人が多い理由の一つです。
通信講座などを活用することで、自動的に進捗を管理できる仕組みも整います。費用はかかりますが、どうしても電験三種試験に合格したいのであれば、通信講座を利用するのも手段の一つとして考えておきましょう。
2-3.努力の蓄積を「見える化」してモチベーションを保とう
電験三種の勉強は、一見すると「どこまで進んだか分かりづらい」試験です。しかし、実際には一つひとつの努力が確実に積み重なっていく構造になっています。
だからこそ、勉強の蓄積を「見える化」する工夫が、勉強を継続するための鍵になります。
- 問題に「〇△×」と「日付」を記入
- 参考書の周回状況を記録
自分の成長を数字や記録で捉えることで、「自分はここまで来た」「あと少しでゴールだ」と感じられるようになり、勉強が続けられるようになります。
2-4.まとめ|「見えない努力」を「見える努力」に変えよう
電験三種の勉強は長期戦です。努力はすぐには結果に出ません。しかし、すぐに結果がでないことを理由にやめてしまうのは、非常にもったいないです。
あなたの努力は、蓄積されています。今は見えなくても、確実にあなたの中で力になっています。
- 勉強の蓄積は見えにくいが、確実に力になっている
- 見える化(〇△×、日付、進捗管理)でやる気が持続する
- 継続は力なり。やめなければ、合格は近づく
勉強が嫌になったら、今すぐ「見える化」を始めましょう。続けられる工夫をすることで、必ず合格への道は見えてきます。
3.初心を思い出すことが、電験三種の勉強を続ける力になる

勉強を続けていると、嫌になってくることがあります。本当に合格出来るのだろうかなど、不安になってくることもあるでしょう。その時は、勉強を始めたころのあなたの気持ちを思い出しましょう。
電験三種の勉強を目指した時は、どんな気持ちでしたか。
- 電気の知識を深めたい
- 他の同僚や先輩たちを見返してやりたい
- 電験三種の資格を取得して、みんなに自慢したい
- 職場に選任の電気主任がいて、その人のようになりたい
- 今の職場環境が悪いので、電験三種の資格を取得して転職したい
- 資格手当がもらえるので給料アップを目指したい
電験三種は難易度が高く、長期間の勉強が必要な試験です。その中で誰しも「もう辞めたい」「意味があるのだろうか」と迷いが生じます。初心に立ち返ることが、勉強を継続するための原動力になります。
私自身も、電験三種を最初に目指したときは「この資格を取って、人生を変えたい」と本気で思っていました。勉強がつらい時期も何度もありましたが、電験三種を目指した理由を思い出すたびに、もう一度頑張ろうと思えたのです。
やる気が舞い戻ってきましたか。
電験三種を最初に目指した時が、一番モチベーションの高い状態にあります。
3-1.初心を思い出すことが大切な理由
なぜ初心を思い出すことが大切なのかというと、「目的を見失うこと」が、勉強を継続できない一番の原因だからです。
電験三種の勉強はゴールが遠く、成果もすぐには現れません。そのため、日々の勉強が「苦痛」に感じられることも多いでしょう。
勉強の意欲が低下する原因の多くは、「自分がなぜこの試験を受けるのか」「何のために努力しているのか」という目的意識が薄れてしまうからです。
3-2.最大限の力を発揮できるのは明確な目標がある時
人は目標が明確なときにこそ、最大限の力を発揮できます。逆に目標を見失うと、どんなに優れた計画を立てていても、心がついてこなくなります。電験三種の勉強がつらくなったときこそ、「なぜこの試験を目指したのか?」という自分自身の思いを振り返ることが非常に重要です。
困難なことがあったりすると、嫌になることは誰にでもあります。そんな時は、今一度、初心に戻って、あなたがなぜ電験三種の勉強をやっているのか考えてみましょう。
3-3.初心忘るべからず
電験三種の勉強を続けるうえで、モチベーションが切れそうなときは「初心」を思い出してください。「初心」に返ることは、あなたにとって最も純粋で強力なエネルギー源です。
あなたが思い描いた「資格取得後の未来」を今一度イメージしてみましょう。電験三種の勉強は確かに大変ですが、その先には「今よりもっと良い人生」が待っています。
電験三種の勉強が嫌になったら、初心の気持ちを思い出して、ぜひ紙にでも書き出してみてください。
4.【電験三種の勉強が嫌になったあなたへ】勉強時間が長くてしんどいときの対処法【気分転換で乗り越えよう】

電験三種は、合格までに勉強する時間は一般的に1000時間と言われています。(もちろん、電気や物理などの知識のある人はそれほどかからないですし、私のように勉強が得意でない方は1000時間以上かけて合格する方もいます。)
長期にわたって勉強をしていかなければならないため、集中力・忍耐力・継続力が求められます。しかし、長丁場で毎日勉強しているうちにモチベーションが落ち、「もうやめたい」と感じる時期が誰にでも訪れます。
無理に気合いで乗り切ろうとせず、意図的に勉強から離れてリフレッシュする時間を作ることにより、やる気が復活することがあります。
気分転換に、ご自身の趣味などをするのも良いでしょう。特に趣味などない場合、私のおすすめの気分転換方法をご紹介します。
4-1.公園へお散歩をする
お近くの公園に行くのは、お勧めです。私は自然のある場所で、ベンチに座りながら景色を眺めることが好きです。自然は癒されます。
花粉症の時期は自然の中はきついのですが、それでもマスクをして公園に行ってしまいます。花粉症の方は、マネしなくても良いかと思われますが、私はそれくらい自然が好きです。私事ですが、毎年、花粉症の時期は、病院に行って薬をもらうような症状が出ますが、それでも自然のある場所へ行ってしまいます。
花、木などの自然を見ると、本当に心が癒されます。
スマホを持たず、五感を使って自然に意識を向けましょう。心がスッと軽くなります。
4-2.温泉へ行く
温泉は私の趣味の一つですが、温泉でのんびりすると、勉強をまた頑張ろうと思えます。スーパー銭湯に行ってゆっくり湯船に浸かると、心身共に休まります。お風呂上がりの牛乳は最高です。腰に手を当てて体を反らせて飲むのは最高に良い気分になれます。
スーパー銭湯も良いですが、大自然の中の温泉も良いです。自然に返った気分になれます。人間も動物で、本来自然の中で生活していたんだなどと考えてみたりします。
温泉に浸かってのんびりするのはお勧めです。
お風呂上がりの牛乳やコーヒー牛乳は小さなご褒美として、気分転換効果をさらに高めてくれます。
4-3.ドライブをする
運転が好きな方はドライブするのも良いでしょう。運転して好きな場所へ行き、好きな景色をみて帰ってくるのは気持ちいいです。
私は夜景のキレイな場所に行くと、心が安らぎます。私の好きな場所の一例として、お台場から見る夜のレインボーブリッジは、ロマンチックであり幻想的です。レインボーブリッジの奥には、東京タワーも見えます。
無理に遠出しなくてもOK。近場の絶景スポットやお気に入りの場所でOKです。
4⁻4.嫌になったときこそ、工夫で乗り越えよう
電験三種は勉強時間が長いため、嫌になることがあって当然です。
大切なのは、そうした「嫌な気持ち」と正しく向き合い、逃げずに乗り越える工夫をすることです。
気分転換を上手に取り入れながら、ぜひご自身のペースで勉強を継続していきましょう。
5. まとめ|電験三種の勉強が辛いあなたへ、続ける力を養う方法

ここまで、電験三種の勉強が辛いと感じたときに試してほしい「勉強量の見える化」の工夫や、気持ちを前向きに保つためのコツをお伝えしてきました。
実際、私自身も勉強中は何度も「もう無理かもしれない」と感じることがありました。工夫を重ね、小さな成功体験を積み上げていくことで、少しずつ自信を取り戻すことができたのです。
電験三種は決して簡単な試験ではありません。しかし、「正しい努力を、継続して積み上げる」ことができれば、必ず道は開けます。
長い勉強期間を乗り越えるために必要な考え方や姿勢、そして合格へつなげるための実践的な方法を、改めて整理してお伝えしていきます。
5-1.勉強を続ける力=忍耐力を育てる
電験三種の勉強は確かに長くて辛いこともありますが、正しい方法と心構えを持てば、必ず合格への道は開けます。
挫折しそうなときこそ、踏ん張りどきです。勉強を続ける力=忍耐力を育てることで、合格は現実になります。
5⁻2.時間と勉強量の蓄積が大切
電験三種の勉強は時間と勉強量の「蓄積」がものを言う試験です。目に見えない努力は、確実にあなたの中で力となっています。
「自分が今、ゴールに対してどの地点にいるのか」が見えないからです。
- 勉強量を可視化する
- 初心を思い出し、目的意識を取り戻す
対策を取ることにより、再び前を向いて進むことができます。
5⁻3.実践的な工夫を積み重ねる
私自身、電験三種の勉強を始めたばかりのころは、不安に押しつぶされそうになることもありました。3年8ヶ月、4回の受験という長い道のりの中で、途中でイヤになったことは何度もあります。
- 本当に合格できるのか?
- あと何時間勉強すれば良いのか?
工夫を積み重ねることで、最後には合格を勝ち取ることができました。
- 問題に〇△×を記入して学習の蓄積を見える化する
- モチベーションを保つために初心を思い出す
- 適度な気分転換(公園・温泉・ドライブなど)を取り入れる
勉強を続けるコツさえつかめば、誰でも合格を目指せる試験です。特別な才能は必要ありません。
必要なのは、あなたの努力を積み重ねていく仕組みづくりです。
5⁻4.合格に向けて歩み続けよう
電験三種は、長く険しい道のりですが、「やめたい」と思ったその瞬間が、合格へ一歩近づく最大のチャンスです。あなたの努力は決して無駄ではありません。蓄積は必ず結果に現れます。
- 学習の可視化
- モチベーションの再確認
- 適切な休息を取り入れる
これらを実践し、合格への道を歩み続けてください。
私の合格体験記について読みたい方はこちらの記事を読んで下さい。電気の知識がほとんど0の状態から電験三種に合格した経緯を知ることができ、モチベーションアップにつながります。